ASH2018 注目テーマ CAR-T療法
再発難治DLBCL、小児・若年成人B-ALLに対する
CAR-T療法による持続的効果が報告される
2019.01.17
キメラ抗原受容体発現T細胞(CAR-T)療法は、米国食品医薬品局(FDA)が、2017年9月にCD19標的のtisagenlecleucelを、同年10月に、同じくCD19標的のaxicabtagene ciloleucelを承認し、欧州では、2018年8月に両剤とも承認されている。わが国では2018年4月にtisagenlecleucelが承認申請されており、CAR-T療法が日本に導入される日も近づいている。適応は急性リンパ芽球性白血病(ALL)やびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)などのB細胞性の造血器腫瘍。治療費の高さも注目されるなか、現在はその治療効果がどれだけ持続するかが関心を集めている。ASH2018では、CAR-T療法の持続的効果を証明する研究結果が報告された。