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白血病の治療と研究に挑み続けた45年 化学療法から分子標的薬への変遷を見届けて(前編)薄井紀子(東京慈恵会医科大学 客員教授、国領医院 院長)2026.04.16「この人に聞く」のシリーズ第23回は、東京慈恵会医科大学 客員教授/国領医院・院長の薄井紀子先生にお話をうかがいました。薄井先生は慈恵医大を卒業後、癌研究会附属病院などで最新の化学療法や免疫療法を学び、米国NIH/NCIに4年間留学しました。帰国後は、慈恵医大附属病院の血液・腫瘍内科で十数年間、診療と臨床研究に携わり、慈恵医大附属第三病院に移ったのちも教授として診療と臨床研究を続けました。「女性医師には人生のターニングポイントはいくつもあるが、仕事を続けてほしい。進む道は自分で考え決めることが大切」と呼びかけます。
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ASH2025注目テーマ⑫ 日本からの演題「#3512」小児AMLの寛解導入療法においてCRh/CRiはCRと同等の生存予後を示す加登翔太(東京大学大学 院医学系研究科 小児医学講座 小児科学分野)2026.04.16小児急性骨髄性白血病(AML)では、完全な血液学的回復が得られる前に次治療へ進むことも少なくなく、部分的血液学的回復を伴う完全寛解(CRh)や、血液学的回復が不完全な完全寛解(CRi)の状態で寛解後化学療法が開始されることがある。一方、こうした不十分な血液学的回復は、規制当局により治療失敗とみなされる場合がある。東京大学の加登翔太氏らは、小児AMLを対象とした2試験において寛解導入療法後の治療効果を再評価し、CRh/CRiでも完全寛解(CR)と同等の生存成績が得られ、有効な治療効果とみなし得ることを報告した。
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ASH2025注目テーマ⑪ 日本からの演題「#1865」新規薬剤時代の再発・難治性成熟T/NK細胞リンパ腫―全国規模観察研究からみた治療実態と予後―瓜生英樹(東京慈恵会医科大学附属病院 腫瘍・血液内科)2026.04.16成熟T細胞およびナチュラルキラー細胞リンパ腫(MTNKL)は、悪性リンパ腫のおよそ10%を占め、B細胞リンパ腫に比して予後不良である。近年、新規薬剤による単剤療法が導入されてきたが、再発・難治性MTNKLに対する標準治療は依然として確立していない。そこで瓜生氏らは、全国規模の後ろ向き観察研究を実施し、再発・難治性MTNKLにおける治療実態と予後を検討した。その結果、2次治療開始後の全生存期間(OS)中央値は17.9カ月、3年OS率は約40%であり、2次治療以降に造血幹細胞移植(HSCT)を受けた患者では予後良好が示された。
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2026年1月〜3月分を掲載しました2026.04.16
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ASH2025注目テーマ⑩ 日本からの演題「#1259」aPL陽性または血栓症既往を有するITPで、TPO受容体作動薬により血栓リスクが高くなる可能性吉田正宏(札幌医科大学 内科学講座 血液内科学分野)2026.04.09免疫性血小板減少症(ITP)は血小板減少に伴う出血を特徴とする一方で、血栓症リスクの上昇も報告されている。ITP治療では血小板産生を促進するトロンボポエチン受容体作動薬(TPO-RA)が広く用いられているが、血栓イベントとの関連については議論がある。札幌医科大学の吉田氏らは、実臨床における新規診断ITP患者の血栓イベント発生率およびそのリスク因子を明らかにする目的で、多施設共同後方視的研究を行った。その結果、TPO受容体作動薬は、抗リン脂質抗体(aPL)陽性または血栓症既往を有するITP患者において、血栓リスクを高める可能性が示された。
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ASH2025注目テーマ⑨ 日本からの演題「#28」患者由来iPS細胞と全ゲノムシーケンスにより、PNHの造血障害に関わる遺伝子変異を同定廖紀元(東京大学 医科学研究所)2026.04.09発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)は、phosphatidylinositol glycan class A(PIGA)遺伝子など、グリコシルホスファチジルイノシトール(glycosyl phosphatidylinositol:GPI)合成に関わる遺伝子に変異を有する造血幹細胞(HSCs)のクローン性の拡大を特徴とし、GPIアンカー型蛋白(GPI-APs)である補体制御因子CD55、CD59が欠損した赤血球が自身の補体による攻撃を受けることで、主徴である溶血性貧血をきたす難治性血液疾患である。
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2026年4月の注目論文(Vol. 1)柴山浩彦(国立病院機構 大阪医療センター 血液内科科長/輸血療法部長)2026.04.09血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2026年4月分(Vol. 1)は、柴山浩彦氏が担当します。
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新アドバイザリーボードメンバー就任のお知らせ2026.04.02アドバイザリーボードに、新たに加藤元博先生(東京大学大学院 医学系研究科 小児医学講座 小児科学分野 教授)をお迎えいたしました。
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ASH2025注目テーマ⑧ 注目演題「#683」未治療および再発・難治性CLL/SLLにおいて、ピルトブルチニブはイブルチニブに対しORRの非劣性を達成―BRUIN CLL-314Jennifer Woyach(The Ohio State University Comprehensive Cancer Center, Columbus, OH, USA)2026.04.02未治療(TN)および再発・難治性(R/R)慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫(CLL/SLL)を対象とした第III相試験BRUIN CLL-314において、ピルトブルチニブは全奏効率(ORR)で、イブルチニブに対する非劣性を示した。ORRは各集団でピルトブルチニブ群が高く、無増悪生存期間(PFS)もピルトブルチニブ群の改善傾向を示した。これは、CLL/SLLに対して共有結合型BTK阻害薬(cBTKi)と非共有結合型BTKiを直接比較した最初の無作為化第III相試験の結果で、米国・オハイオ州立大学総合がんセンターのJennifer Woyach氏が報告した。
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ASH2025注目テーマ⑦ 注目演題「#466」再発・難治性濾胞性リンパ腫に対するエプコリタマブ+R2、PFSを有意に改善し増悪・死亡リスクを79%低減―EPCORE FL-1Lorenzo Falchi(Lymphoma Service, Memorial Sloan Kettering Cancer Center, New York, USA)2026.04.02再発・難治性の濾胞性リンパ腫(FL)において、T細胞上のCD3とB細胞上のCD20に結合する二重特異性抗体であるエプコリタマブとリツキシマブ+レナリドミド(R2)併用による固定期間投与(12サイクル)は、R2単独よりも有意に無増悪生存期間(PFS)を延長したことが、日本も参加したグローバル第Ⅲ相試験であるEPCORE FL-1試験で明らかになった。
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2025年12月後半〜2026年3月前半分を掲載しました2026.04.02
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ASH2025注目テーマ⑥ 注目演題「#439」成人Ph+ALLの初回治療はchemo-freeへ 第III相試験GIMEMA ALL2820で有効性を確認Sabina Chiaretti(Sapienza University, Rome, Italy)2026.03.26新規診断の成人フィラデルフィア染色体陽性(Ph+)急性リンパ性白血病(ALL)患者において、ポナチニブとブリナツモマブを用いるchemo-freeレジメンが、イマチニブ+化学療法による標準治療を上回る成績を示した。第III相GIMEMA ALL2820試験では、血液学的完全寛解(CHR)率、MRD陰性化率、死亡率、無イベント生存(EFS)、全生存(OS)でchemo-free群が良好であり、イタリア・サピエンツァ大学のSabina Chiaretti氏は、「成人Ph+ALLに対する新たな標準治療になり得る」との見解を示した。
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ASH2025注目テーマ⑤ 注目演題「#343」急性骨髄性白血病におけるMRDはOSの代替評価項目となり得るか 非移植患者ではMFC-MRDとOSに強い相関Jesse Tettero(Amsterdam University Medical Center, Department of Hematology, Amsterdam, Netherlands / Virginia Tech FBRI Cancer Research Center, Washington, DC, USA)2026.03.26急性骨髄性白血病(AML)では、近年、支持療法や移植管理の進歩に加え、FLT3阻害薬やIDH阻害薬などの導入により治療成績の改善がみられている。一方で、新規薬剤の開発における臨床試験の主要評価項目は依然として全生存期間(OS)であり、薬剤承認までに長期間を要することが課題となっている。こうした背景から、より早期に治療効果を反映し得る信頼性の高い代替評価項目の確立が求められている。オランダ・アムステルダム大学医療センター/米国・バージニア工科大学 FBRIがん研究センターのJesse Tettero氏は、微小残存病変(MRD)がAMLにおいてOSの代替評価項目となり得るかを、欧州の無作為化比較試験を統合したHARMONY Allianceのメタ解析により検証した。
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2026年3月の注目論文宮﨑泰司(長崎大学 原爆後障害医療研究所 教授)2026.03.26血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2026年3月分は、宮﨑泰司氏が担当します。
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2026年3月〜8月開催分を掲載しました2026.03.26