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血液学の最新論文(2025年12月〜2026年2月分) すべて見る

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学会レポートCongress Report
成人Ph+ALLの初回治療はchemo-freeへ 第III相試験GIMEMA ALL2820で有効性を確認ASH2025注目テーマ⑥ 注目演題「#439」成人Ph+ALLの初回治療はchemo-freeへ 第III相試験GIMEMA ALL2820で有効性を確認Sabina Chiaretti(Sapienza University, Rome, Italy)2026.03.26新規診断のフィラデルフィア染色体陽性(Ph+)成人急性リンパ性白血病(ALL)患者において、ポナチニブとブリナツモマブを用いるchemo-freeレジメンが、イマチニブ+化学療法による標準治療を上回る成績を示した。第III相GIMEMA ALL2820試験では、血液学的完全寛解(CHR)、MRD陰性化率、死亡率、無イベント生存(EFS)、全生存(OS)でchemo-free群が良好であり、イタリア・サピエンツァ大学のSabina Chiaretti氏は、「成人Ph+ALLに対する新たな標準治療になり得る」との見解を示した。
学会レポートCongress Report
急性骨髄性白血病におけるMRDはOSの代替評価項目となり得るか 非移植患者ではMFC-MRDとOSに強い相関ASH2025注目テーマ⑤ 注目演題「#343」急性骨髄性白血病におけるMRDはOSの代替評価項目となり得るか 非移植患者ではMFC-MRDとOSに強い相関Jesse Tettero(Amsterdam University Medical Center, Department of Hematology, Amsterdam, Netherlands / Virginia Tech FBRI Cancer Research Center, Washington, DC, USA)2026.03.26急性骨髄性白血病(AML)では、近年、支持療法や移植管理の進歩に加え、FLT3阻害薬やIDH阻害薬などの導入により治療成績の改善がみられている。一方で、新規薬剤の開発における臨床試験の主要評価項目は依然として全生存期間(OS)であり、薬剤承認までに長期間を要することが課題となっている。こうした背景から、より早期に治療効果を反映しうる信頼性の高い代替評価項目の確立が求められている。オランダ・アムステルダム大学医療センター/米国・バージニア工科大学 FBRIがん研究センターのJesse Tettero氏は、微小残存病変(MRD)がAMLにおいてOSの代替評価項目となり得るかを、欧州の無作為化比較試験を統合したHARMONY Allianceのメタ解析により検証した。
この論文に注目!Focus On
2026年3月の注目論文2026年3月の注目論文宮﨑泰司(長崎大学 原爆後障害医療研究所 教授)2026.03.26血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2026年3月分は、宮﨑泰司氏が担当します。
学会カレンダーCongress Calendar
2026年3月〜8月開催分を掲載しました2026年3月〜8月開催分を掲載しました2026.03.26
学会レポートCongress Report
再発・難治性多発性骨髄腫へのテクリスタマブとダラツムマブ併用療法 PFSを有意に改善、6カ月以降PFS曲線はプラトーにASH2025注目テーマ④「Late-Breaking Abstracts Session #6」再発・難治性多発性骨髄腫へのテクリスタマブとダラツムマブ併用療法 PFSを有意に改善、6カ月以降PFS曲線はプラトーにMaría-Victoria Mateos(Hospital Universitario de Salamanca, Salamanca, Spain)2026.03.19再発・難治性多発性骨髄腫(RRMM)患者に対し、テクリスタマブとダラツムマブ(Tec-Dara)併用療法は、ダラツムマブとデキサメタゾンにポマリドミドまたはボルテゾミブ(DPd/DVd)の併用療法と比較し、無増悪生存期間(PFS)を有意に改善することが明らかとなった。これは、無作為化臨床第Ⅲ相試験MajesTEC-3の初期結果で、報告したスペイン・サラマンカ大学病院のMaría-Victoria Mateos氏は「この相乗効果的2剤併用免疫療法は、MMの2次治療以降の新たな標準治療となる可能性がある」と述べた。MMに対するTec-Dara併用の第Ⅲ相試験での有望な結果に、発表後、会場から大きな拍手が送られた。
学会レポートCongress Report
未治療のCLL/SLLに対するピルトブルチニブ BR療法との比較でPFSを有意に改善ASH2025注目テーマ③「Late-Breaking Abstracts Session #3」未治療のCLL/SLLに対するピルトブルチニブ BR療法との比較でPFSを有意に改善Wojciech Jurczak(National Research Institute of Oncology, Krakow, Poland)2026.03.19未治療の慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫(CLL/SLL)に対して、ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬のピルトブルチニブの単剤投与が、ベンダムスチンとリツキシマブの併用(BR)療法より、無増悪生存期間(PFS)を有意に延長し、治療中に発現したgrade3以上の有害事象(TEAE)発現率もピルトブルチニブの方が低かった。これは、無作為化オープンラベル臨床第Ⅲ相試験であるBRUIN CLL-313試験の結果で、報告したポーランド・クラクフの国立腫瘍学研究所のWojciech Jurczak氏は「ピルトブルチニブの未治療CLL/SLLに対する有効性と忍容性の両面について、優れた薬剤であることが示された」と述べた。
血液学の最新論文New Reports On Hematology
2025年12月〜2026年2月分を掲載しました2025年12月〜2026年2月分を掲載しました2026.03.19
新薬情報New Drug
2026年3月分を掲載しました2026年3月分を掲載しました2026.03.19
学会レポートCongress Report
原発性ITPの二次治療にianalumab+エルトロンボパグ併用 第Ⅲ相試験でTTF延長と持続的奏効を確認ASH2025注目テーマ②「Late-Breaking Abstracts Session #2」原発性ITPの二次治療にianalumab+エルトロンボパグ併用 第Ⅲ相試験でTTF延長と持続的奏効を確認Hanny Al-Samkari(Massachusetts General Hospital, Boston, USA)2026.03.12第一選択の副腎皮質ステロイド治療が無効または再発した原発性免疫性血小板減少症(ITP)患者において、B細胞活性化因子(BAFF)受容体拮抗薬ianalumabとトロンボポエチン受容体作動薬(TPO-RA)エルトロンボパグの併用療法により、治療失敗までの時間(TTF)の延長および6カ月時点での安定した奏効(SR6)が示された。これは無作為化二重盲検臨床第Ⅲ相試験VAYHIT2の初期結果で、報告した米国・マサチューセッツ総合病院のHanny Al-Samkari氏は「ITPの二次治療としてianalumab+エルトロンボパグ併用療法により、持続的な病勢コントロールが得られた」と述べた。
学会レポートCongress Report
体内CAR-T療法KLN-1010 再発・難治性MMの初の第Ⅰ相試験で早期MRD陰性と良好な安全性ASH2025注目テーマ①「Late-Breaking Abstracts Session #1」体内CAR-T療法KLN-1010 再発・難治性MMの初の第Ⅰ相試験で早期MRD陰性と良好な安全性Phoebe Joy Ho(Royal Prince Alfred Hospital, University of Sydney, Camperdown, NSW, Australia)2026.03.12多発性骨髄腫(MM)の治療は、近年のCAR-T細胞療法の導入によって大きく進歩した。従来のCAR-T細胞療法では、患者から採取したT細胞を体外で遺伝子改変・増幅してCAR-T細胞を製造し、リンパ球除去化学療法後に体内へ輸注する。これに対し、オーストラリア・シドニー大学ロイヤル・プリンス・アルフレッド病院のHo氏らが現在開発を進めている方法は、KLN-1010レンチウイルス粒子を患者に直接静脈注射して、CAR-T細胞を体内で生成する。今回、この体内CAR-T細胞療法として設計されたKLN-1010の、初めてヒトを対象とした臨床第Ⅰ相試験であるinMMyCAR試験の予備的結果が報告された。
学会レポートCongress Report
非腫瘍性血液疾患における病態解明と診療の進展第67回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート② シンポジウム1「非腫瘍性血液疾患のup to date」非腫瘍性血液疾患における病態解明と診療の進展2026.03.05シンポジウム1「非腫瘍性血液疾患のup to date」では、血友病、出血性線溶異常症、遺伝性血栓性素因、先天性免疫異常症、先天性血小板減少症・異常症といった小児期に発症する稀少な非腫瘍性血液疾患を取り上げ、最新の診断・治療戦略について議論が行われた。近年、遺伝学的解析技術の進歩、新生児スクリーニングの拡充、全国規模レジストリの整備などにより、診断精度の向上と早期介入の実現が進んでいる。本セッションでは、各分野の第一人者5名が登壇し、病態理解の深化と診療体制の変革を踏まえた最新知見が示された。
血液学の最新論文New Reports On Hematology
2025年11月前半〜2026年2月前半分を掲載しました2025年11月前半〜2026年2月前半分を掲載しました2026.03.05
学会レポートCongress Report
日韓における小児がんサバイバー移行期医療の課題と展望第67回日本小児血液・がん学会学術集会 レポート① JSPHO&KSPHOジョイントシンポジウム「移行期医療」日韓における小児がんサバイバー移行期医療の課題と展望2026.02.26小児がん治療成績の向上により、サバイバーの長期的健康管理と成人医療への円滑な移行は重要な課題となっている。しかし、晩期合併症への対応、自己管理支援、制度整備など、移行期医療には多くの課題が存在する。日本小児血液・がん学会(JSPHO)と韓国小児血液・がん学会(KSPHO)のジョイントシンポジウムでは、「小児がんサバイバーの移行期医療」をテーマに、日韓4名の専門医が各国の現状、研究成果、制度的課題、そして今後の取り組みについて報告した。
この論文に注目!Focus On
2026年2月の注目論文(Vol. 2)2026年2月の注目論文(Vol. 2)伊豆津宏二(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科 科長)2026.02.26血液専門医である「Hematopaseo」のアドバイザリーボードメンバーが、血液領域の最新論文から注目すべきものをピックアップ。2026年2月分(Vol. 2)は、伊豆津宏二氏が担当します。
学会カレンダーCongress Calendar
2026年2月〜7月開催分を掲載しました2026年2月〜7月開催分を掲載しました2026.02.26