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学会レポートCongress Report

ASH2025注目テーマ⑤ 注目演題「#343」

急性骨髄性白血病におけるMRDは
OSの代替評価項目となり得るか
非移植患者ではMFC-MRDとOSに強い相関 Validation of measurable residual disease as a surrogate endpoint in acute myeloid leukemia: A HARMONY Alliance study of European randomized trials (#343)

Jesse Tettero(Amsterdam University Medical Center, Department of Hematology, Amsterdam, Netherlands / Virginia Tech FBRI Cancer Research Center, Washington, DC, USA)

急性骨髄性白血病(AML)では、近年、支持療法や移植管理の進歩に加え、FLT3阻害薬やIDH阻害薬などの導入により治療成績の改善がみられている。一方で、新規薬剤の開発における臨床試験の主要評価項目は依然として全生存期間(OS)であり、薬剤承認までに長期間を要することが課題となっている。こうした背景から、より早期に治療効果を反映しうる信頼性の高い代替評価項目の確立が求められている。オランダ・アムステルダム大学医療センター/米国・バージニア工科大学 FBRIがん研究センターのJesse Tettero氏は、微小残存病変(MRD)がAMLにおいてOSの代替評価項目となり得るかを、欧州の無作為化比較試験を統合したHARMONY Allianceのメタ解析により検証した。