血液専門医と医療関係者のための情報サイト「ヘマトパセオ」

学会レポートCongress Report

JSH2025レポート② Special Lecture 1

分子遺伝学が切り拓いたAML治療のこの10年

The German-Austrian AML Study Group(AMLSG)の会長を務めるドイツ・ウルム大学 第Ⅲ内科 教授 Hartmut Döhner氏は、「Molecular Genetics Guiding Treatment in Acute Myeloid Leukemia」と題した本講演において、「急性骨髄性白血病(AML)の分子遺伝学的な病態解明が進み、それが本疾患のプレシジョンメディシンの発展につながっている」と述べた。本講演では、同氏らの臨床試験を中心に、遺伝子異常に基づくAML治療の開発状況が概説された。