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学会レポートCongress Report

JSHCT2021レポート(4) シンポジウム3「CAR-T療法の現状と将来」第43回日本造血細胞移植学会総会(会長:東京女子医科大学血液内科学講座教授・田中淳司氏)が、2021年3月5日からオンライン開催された。ライブ配信は3月5〜7日まで、その後、オンデマンド配信期間は3月12〜31日である。Zoomを活用したオンライン開催で、ライブ配信されたセッションではリアルタイムで参加者から質問やコメントが寄せられ、その後のオンデマンド配信ではチャットによる質問を受け付け、演者との活発な議論が交わされた。

新たな治療標的を探索するCAR-T療法
コスト低減に向けた新技術の開発も

キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法は、CD19 CAR-T療法による再発・難治性急性B細胞リンパ性白血病/悪性リンパ腫に対して成功を収めたことをきっかけに、世界中で新たな治療標的の探索が行なわれている。一方で、コストの低減や長期的安全性を保つための技術開発が続けられている。シンポジウム3「CAR-T療法の現状と将来」では、3人の演者がそれぞれの立場から現状を俯瞰し、今後のCAR-T療法の将来像を展望した。