2025年3月、本邦でも造血器腫瘍に対するNGSパネルシーケンシングが保険適用となり、診断・治療の個別化に向けた実臨床での活用が本格的に始まった。では、造血器腫瘍における個別化医療は現在どこまで進展し、どのような課題を抱えているのか。本シンポジウムには4人の演者が登壇し、最新の知見と臨床応用の現状について発表が行われた。本稿ではその前半として、名古屋大学の加留部謙之輔氏とBostonGene社のNathan Fowler氏による講演を中心にレポートする。
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