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臨床と研究を両輪に新しい力を呼び込む
高齢者に対する最適な治療を追究(後編)

横浜市立市民病院(神奈川県横浜市)

血液内科の年間の新規患者は400~450名で、主な疾患は悪性リンパ腫70~80名、急性骨髄性白血病約20名、多発性骨髄腫約20名、骨髄異形成症候群約30名などである。高齢患者が多く、入院患者は65歳以上が7割を占める。仲里氏は、日々多くの高齢者診療に当たる中、同じ年齢でも身体的・精神的機能に大きな差があることから、「最適な高齢者医療をするためには、客観的な高齢者機能評価が必要」と考え、高齢者機能評価を重要な研究テーマとして掲げている。