ドナルド・マクドナルド・ハウス 京都の開設に向けたご支援のお願い

拝啓　時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日々の診療、研究、医療の発展へのご尽力に心より敬意を表します。

近年の医療の進展により、多くの命が救われていますが、長期的な治療を必要とする患児も増え、家族は慣れない土地での入院生活による経済的・精神的負担を抱えています。こうした家族のため、公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンでは、病院近くに滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を整備し、安らぎの場を提供しています。世界49カ国・地域で383ハウス、日本国内でも12カ所が運営され、多くの家族に支援を届けています。

このたび、京都大学医学部附属病院と京都府立医科大学附属病院が共同で「ドナルド・マクドナルド・ハウス 京都（京都ハウス）」の誘致を進め、事業化が決定いたしました。建設地は、真宗大谷派（東本願寺）様のご厚意により、京都市上京区の土地を利用させていただきます。しかし、建設費の半額を地域で負担する必要があることから、募金委員会を立ち上げ、募金活動を展開することとなりました。

医療従事者の皆様、そして製薬会社の皆様には、医療を支えるパートナーとして、本事業にご賛同いただき、可能な範囲でのご協力をお願いできれば幸いです。皆様の支援が、患児とその家族にとって大きな支えとなることを確信しております。

末筆ながら、皆様のご健康と益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

敬具

ドナルド・マクドナルド・ハウス 京都開設募金委員会
京都大学医学部附属病院長　髙折晃史