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第47回日本骨髄腫学会学術集会 特別企画「記念座談会」

「日本血液学会×日本骨髄腫学会」
パンデミックのさなかでも両学会の連携を深め
研究や人材育成、国際交流を推進

2022.03.17

司会:
小杉浩史氏(第47回日本骨髄腫学会学術集会会長、大垣市民病院 血液内科 部長)

出席者(発言順):
松村到氏(一般社団法人日本血液学会理事長、近畿大学 医学部 血液・膠原病内科 教授)
安倍正博氏(一般社団法人日本骨髄腫学会理事長、徳島大学 大学院 血液・内分泌代謝学 教授)
第47回日本骨髄腫学会学術集会 特別企画「記念座談会」

2022年1月23日に第47回日本骨髄腫学会学術集会に連動した特別企画として、日本血液学会理事長の松村到氏と日本骨髄腫学会理事長の安倍正博氏を迎え、第47回日本骨髄腫学会学術集会会長の小杉浩史氏との3名による記念座談会がオンライン開催されました。ここでは、日本血液学会と日本骨髄腫学会のそれぞれの活動と取り組みが紹介されるとともに、血液疾患領域の学会として、COVID-19パンデミックの状況下でも相互の連携を強化して高め合い、社会に開かれた学会を目指すことなどが話し合われました。

学術団体として社会全体にメッセージ
パンデミックのさなかでも希望を提示

■小杉氏

第47回日本骨髄腫学会学術集会会長 小杉浩史氏
第47回日本骨髄腫学会学術集会会長 小杉浩史氏

 本日は、令和4年5月20日から開催される第47回日本骨髄腫学会学術集会と連動した特別企画として、日本血液学会理事長の松村到先生と日本骨髄腫学会理事長の安倍正博先生をお迎えして、記念座談会を開催いたします。

 本学術集会では、COVID-19パンデミックにより様々な影響を受けた2年を経て、今後、日本骨髄腫学会が学術団体として、何を考えどのように行動すべきかを、骨髄腫領域および他領域の医学・医療、さらには社会全体を見据えて発信し、後世にその記録を残すこと、そして、我々自身が創造し共生の姿を見せることで、学会としてのメッセージを社会に届けることをコンセプトとしています。また、本座談会は、学術集会参加者のみならず、社会に向けたメッセージの一環と位置づけています。

 具体的には、医学・医療の創造の歩みを止めず、様々な分断を乗り越えて社会で共生することの意義を再確認するため、「日本血液学会」と「日本骨髄腫学会」の活動を知っていただき、学術団体の立ち位置から、パンデミックのさなかにあっても希望を提示する、ということが目的です。血液学の主たる学会としての「日本血液学会」と、血液疾患の中の多発性骨髄腫関連疾患に特化して学術交流を行なう「日本骨髄腫学会」が連携して作り上げる未来の姿を、両学会理事長と学術集会会長の3名で展望したいと思います。

血液学会には3つのミッション
「学術活動」「診療活動」「教育活動」

■小杉氏

 まずは、両学会のミッションや概要、活動内容についてご紹介いただきたいと思います。はじめに日本血液学会について、松村先生よろしくお願いします。

■松村氏

日本血液学会理事長 松村到氏
日本血液学会理事長 松村到氏

 現在の日本血液学会の母体となる旧日本血液学会は1937年、日本臨床血液学会は1959年に創立され、2008年に両学会が統合され、現在の日本血液学会の体制となりました。血液学は内科学の中の主要な部門の1つであり、日本血液学会は新専門医制度において日本内科学会を基本領域として連動研修の認められた8つのサブスペシャリティ学会の1つに位置づけられています。会員数は2021年7月時点で7,744名、全国に8つの地方会組織、約500の研修施設を有しています。

 日本血液学会には大きく分けて3つのミッションがあります。1つは「学術活動」です。「学術活動」については、わが国の血液学を基礎医学、臨床医学において発展させ、これらをもとに欧米の血液学会と対等に渡り合い、アジアの中でのわが国の血液学のプレゼンスを高めていくことが必要です。2つ目のミッションは「診療活動」で、社会的責務として血液疾患の患者さんが国内のどこに住んでいても、必要かつ十分な治療を受けることができる診療体制を維持していくことが求められています。3つ目のミッションは「教育活動」で、「学術活動」、「診療活動」を維持・発展させるために、人材育成、生涯教育などの「教育活動」にも尽力しています。

■小杉氏

 松村先生、ありがとうございました。続いて、安倍先生、日本骨髄腫学会についてご紹介をお願いします。

骨髄腫学会はネットワーク構築、
若手リーダーの育成、開かれた学会を目指す

■安倍氏

日本骨髄腫学会理事長 安倍正博氏
日本骨髄腫学会理事長 安倍正博氏

 本学会は、多発性骨髄腫およびその類縁疾患に対する診療・研究の向上を使命としています。本学会の前身である日本骨髄腫研究会が1976年に発足して以来、骨髄腫治療の臨床現場で活躍されている先生が中心となり、臨床症例の情報交換をする場としてわが国の骨髄腫領域を牽引してまいりました。骨髄腫の治療パラダイムは新規薬剤の登場により急速に変化していますが、本学会は、この大きな潮流の中で患者さんが国内のどこに住んでいても、適切な診療・治療が受けられるよう、患者会や企業、行政などと連携し、最新の情報、メッセージを発し、診療現場の医療従事者を積極的に支援する活動を行なっています。

 また、骨髄腫治療成績の向上に向けた全国規模の臨床研究や画期的な世界レベルの基礎研究の遂行のためには、学会員の全国規模での横のつながりと若手リーダーの育成の必要性を強く実感しております。そこで、特に以下のような点に軸足を置き学会活動に取り組んでいます。

1. 骨髄腫の基礎、臨床研究を推進させるネットワークの構築

 治癒を目指した新規治療薬の創出や患者QOLの改善のための新規治療の開発には、臨床現場からの情報収集とともに、これまでにない視点での基礎研究やその成果の臨床への橋渡し研究が必要です。本邦の多忙な臨床現場の現状からは、単独の施設だけでは治療開発のための斬新な基礎、臨床研究が育ちにくくなっています。そこで、各施設の長所を生かした施設間の連携や基礎研究と臨床研究の融合を進め、学会員、特に若手学会員の意見を反映させながら、インパクトのある共同研究が育つよう全国規模の研究ネットワークの構築に積極的に取り組んでいます。そして、その成果を世界に発信したいと思います。

2. 次世代の若手リーダーの育成と登用

 骨髄腫の専門家が集まる本学会の大きな役割として、次世代を担う若手の育成があります。本学会を周知し多くの若手に参画してもらうと同時に、若手、中堅の先生が学術会議や臨床研究で主体的に活躍できる場を提供することが必要です。本学会として、若手が主導する研究を支援し、若手による学術会議でのシンポジウムや教育セミナーを企画し、若手を啓発したいと思います。現在、骨髄腫治療、研究に積極的に携わっている若い先生方が企画し、臨床の現場感覚で自由に意見交換を行なう場として、「Myeloma Webセミナー」を年2回開催しています。この会では、若手中心に参加者を募り、若手・中堅の先生が毎回テーマを決め、講演演者、座長、パネリストなどを務めています。若手医師の全国的なネットワーク形成や次世代リーダーの育成につながるものと期待しています。

3. 開かれた学会

 学会のあり方として、海外との連携や他の学術団体と連携・融合した基礎・治療研究の推進、そして社会とのつながりが今後ますます大切になると思います。新規治療薬の早期導入の働きかけや臨床研究などの倫理性に関しても、学会がより明確にリーダーシップをとることが求められています。良い意見は取り入れ、批判には誠実に対応し、本学会の機能を最大限に引き出し発展させるために、柔軟性のある“開かれた学会”という視点で取り組みたいと思います。

 現在新しい治療法が次々と出てきており、骨髄腫の治療成績が改善しておりますが、治癒には至っていません。また、骨髄腫の発症・進展、そして治療抵抗性の病態・機序における研究対象は多岐にわたり、多くの課題が残されたままです。これからも学術団体としてチャレンジすべきことが山ほどあります。今後さらに、学会として診療・教育・研究活動の支援と啓発活動を多面的に行ないたいと思います。

■小杉氏

 安倍先生、ありがとうございました。

 血液学会は血液疾患全般の医学・医療研究活動のための主たる学会で、3つのミッション「学術活動」「診療活動」「教育活動」を有すること、一方骨髄腫学会は、骨髄腫領域に特化し、基礎や臨床研究を推進させるネットワークの構築や次世代の若手リーダーの育成に力を入れていることや、開かれた学会を目指していることなどをご説明いただきました。

 双方の学会は組織形態としては独立した団体でありながらも、血液疾患領域の学会として相互に連携し高め合っていくことが期待されています。委員会活動、研究活動支援、パンデミックについての情報発信などを含めて、両学会の連携についてお話しいただけますでしょうか。まずは、松村先生お願いします。

両学会の委員会が連携して研究活動
COVID-19対応の情報発信でも協力

■松村氏

 日本血液学会には理事長、副理事長を含めて27名の理事が任命されており、診療委員会、学術・統計調査委員会、ガイドライン委員会、教育委員会など19の常設委員会の委員長や副委員長を担当されています。診療委員会は未承認薬の承認申請など厚生労働省を始めとする行政との交渉や診療全般における課題についての対応を担っています。学術・統計調査委員会は、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、骨髄増殖性腫瘍などの観察研究を行なうとともに、疾患登録を通じてわが国の血液疾患の疫学データを収集しています。ガイドライン委員会は造血器腫瘍診療ガイドラインの策定・改訂を継続し、わが国での造血器腫瘍治療のための指針を提供しています。教育委員会は初期・後期研修医を対象とした研修医セミナーを開催するなど、将来、血液を専門とする若手医師のリクルートに努めています。

 COVID-19についてはガイドライン委員会の委員長である千葉滋先生が中心となってわが国での血液疾患患者への対応についての提言をまとめられ、ホームページ上で情報提供しています。また、安全性情報として、特発性血小板減少性紫斑病や発作性夜間ヘモグロビン尿症の患者さんにおけるワクチン接種後の血小板減少症について血液学会ニュースで配信しました。そのほか、三谷絹子先生がCOVID-19のレジストリ研究を実施されており、わが国の血液疾患患者さんのCOVID-19感染のデータを収集されています。

 骨髄腫学会との関係につきましては、骨髄腫学会の主要な先生方に本学会の多くの委員会に委員としてご参加いただいていますし、多発性骨髄腫の観察研究には骨髄腫学会所属の先生方から多数の症例をご登録いただいたと聞いています。

■小杉氏

 松村先生、ありがとうございました。次に安倍先生、お願いします。

■安倍氏

 日本骨髄腫学会の大きな特徴に、実地診療に根ざした活動という、日本骨髄腫研究会の時代からの良き伝統があると思います。この良き伝統を継承しつつ、本学会が学術団体としてさらに大きく飛躍するために、教育委員会、国際委員会やダイバーシティ推進委員会など委員会を拡充し、若手、女性の積極的な登用やグローバル化など様々な改革を進めております。現在、特に診療や臨床試験関係を中心に、日本血液学会で委員会を担当されている先生方には日本骨髄腫学会でも同じ委員会を担当していただいています。両学会の委員会レベルでの情報交換や臨床研究の効率良い機能的な協力体制ができ、両学会が協力して研究活動が推進されることを期待しています。

 また、日本骨髄腫学会の医師会員は基本的には日本血液学会の会員ですので、COI関連などでは日本血液学会のものと共通あるいは整合性をとるようにしました。COVID-19に対する学会からの声明も日本血液学会と連絡をとりながら発信しました。これからも、骨髄腫の臨床現場により近い立ち位置で日本血液学会とともに、必要性の高い未承認の検査法や治療薬の適応拡大など、治療の向上のために取り組んでいきたいと思います。

■小杉氏

 安倍先生、ありがとうございました。次に、学会は個人としても、学会組織としても国内のみならず国際的に連携しており、長い歴史を持ちますが、ここでは両学会の国際連携の現状と未来について伺いたいと思います。まずは、松村先生お願いします。

血液学会、骨髄腫学会ともに
国際学術団体との交流と連携を強化

■松村氏

 現在、日本血液学会は米国血液学会(ASH)、欧州血液学会(EHA)、アジアの各血液学会と連携しています。10年以上前から本学会が開催する学術集会には、ASH、EHAのプレジデントに来日いただき特別講演を行なっていただいていますし、両学会とのジョイントシンポジウムも開催しています。EHAの総会においても本学会とのジョイントシンポジウムが開催されています。また、本学会が開催する学術集会には、アジアの主要血液学会のプレジデントをお招きして、Asian Joint Sessionを開催しています。

 今後、これらの活動を拡大するとともに、世界で活躍できる次世代のリーダー育成事業を開始する予定でしたが、COVID-19のパンデミックのために少し停滞しているのが現状です。

■小杉氏

 松村先生、ありがとうございました。安倍先生、お願いします。

■安倍氏

 日本骨髄腫学会(JSM)では国際委員会の委員長を小杉先生にお願いし、委員会を刷新しました。小杉先生からの提案により、国際骨髄腫学会(IMS)との包括提携に両学会で公式に合意し、新設のJSM Travel Award for IMS/IMWをJSM国際委員会とIMS招聘審査員とが共同で審査を行なうこと、JSM学術集会でのIMS招聘シンポジスト枠設置の2点を第47回学術集会から開始することとなり、IMS理事長のハーバード大学 Nikhil Munshi先生の招聘が実現しました。これを機に、国際的な活動がさらに発展することを期待しています。

 国際的な学術交流の基本は、基礎研究、臨床研究において海外から高い学術的評価を受けるような成果を発信し、海外のリーダーとのつながりを作ることです。臨床研究法の制約などはありますが、学会として海外と連携した研究を推進し、国際交流を活性化したいと思っています。

■小杉氏

 ありがとうございました。それでは最後に、各理事長より学会を代表して、医療関係者、一般市民の方々に向けてメッセージをいただけますでしょうか。

血液疾患の診療にはチームワークが不可欠
社会に開かれた柔軟な学術団体へ

■松村氏

 まず、医療関係者の方々に対しては、血液疾患の診療は医師だけではできないこと、特に、抗がん剤治療、服薬指導や移植後の患者さんのフォローには、看護師さん、薬剤師さん、移植コーディネーターさんとのチームワークが必要であることを強調したいと思います。1つのチームとして患者さんの治療、サポートにあたることが患者さんの予後やQOLの改善に役立つと考えていますので今後ともご協力をお願いしたいと思います。また、製薬企業の方々は新規薬剤の開発、治験の実施という意味で我々の重要なパートナーであると考えています。さらに、製薬企業の方々には、社会貢献の一端として学会や患者さんへのサポートを今後も続けていただければありがたいです。

 患者さんへは、我々血液専門医は、今後も患者さんの治療に全力を尽くすことをお約束します。また、開かれた学会として、患者会を始めとする患者さんからこれまで以上に幅広く意見を取り入れていきたいと考えています。

 一般の方々に対しては、血液疾患だけではなくがん患者さんの予後は大きく改善しています。このため病気を克服し、あるいは病気を薬で治療しながら社会復帰される方も多数おられます。体調不良や病院への通院で病気発症前のようにはいかないかもしれませんが、病気に対してご理解いただけるとありがたいです。さらには、温かく見守るだけではなく、患者さんにとって生きがいとなるような職場における新たな目標を設定いただけるとありがたいと思います。

■安倍氏

 骨髄腫の分子病態の解明が進み、そして新規薬が次々と臨床応用され、治療パラダイムが大きく変化しました。本学会はこのような情報を発信するために「多発性骨髄腫の診療指針」を4年ごとに刊行しています。また、年2回開催している「Myeloma Webセミナー」は、全国から血液内科専門医以外の医師や研修医、医師以外の医療スタッフ、企業関係者の参加も受け入れていますので、医療関係者の方々はぜひご参加ください。

 それから、患者さんへの支援活動も学会としての重要な責務であり、本学会は長く「日本骨髄腫患者の会」の活動を支援しております。本学会員の多くの先生方が、日本骨髄腫患者の会の顧問医師としてその活動にご協力、ご支援されています。当患者会では今年、患者さん一人ひとりの「well-beingを探す」という目標に向けたアンケート調査を行なっています。現在、骨髄腫の治療は進歩したと言われていますが、通院治療や治療費などの負担を含め、患者さんが実際に最近の骨髄腫治療をどのように捉えられているのか、満足度は如何なるものか、また患者さんが求めるものは何かなど、医療関係者が関与しない形での患者さんの生の意見が収集できると思います。このような患者さんの声を我々の活動にも響かせたいと考えています。これからも本学会は患者さんに近い存在であり続ける所存です。

 また、学会ホームページを刷新し、広報・啓発活動を充実させていますので、ホームページをぜひ見ていただければと思います。今後とも本学会は、良い意見は取り入れ、批判には誠実に対応し、社会に開かれた柔軟性のある学術団体として活動したいと思います。

■小杉氏

 両先生から、血液学会および骨髄腫学会について幅広くご紹介いただき、また、理事長としてのお考えも伺うことができました。ありがとうございました。

第47回日本骨髄腫学会学術集会は
「創造と共生」をテーマに規模を拡大

第47回日本骨髄腫学会学術集会のポスター
第47回日本骨髄腫学会学術集会のポスター

 ここで、5月20日から開催される第47回日本骨髄腫学会学術集会の内容について、少し紹介させていただきたいと思います。

 冒頭で、コンセプトを述べさせていただきましたが、今回の学術集会のテーマは「創造と共生」としています。日本骨髄腫学会が一般社団法人となり組織体制を強化しての最初の学術集会ということで、いろいろと新しい試みを予定しています。当初より、現地およびオンラインのいわゆるハイブリッド方式で準備を進めており、準備組織委員会運営方式、運営事業会社の公募などをはじめて取り入れました。

 セッション数は従来の5割ほど増しています。特別シンポジウム「創造と共生」として、基礎医学研究領域、臨床医学研究領域、国際連携の3セッション、COVID-19、骨髄腫免疫療法のトピックを含むシンポジウム5セッション、ワークショップ3セッション、教育講演、Pros & Cons 2課題、ポスターセッションに加え、共催セミナーも12セッション用意しています。

 特に意識したのは、パンデミックの状況下にあっても、次世代研究者の医学研究・医療の進展を後押しすることで、口演や議論の機会を多く確保しています。パンデミックのさなかでも、今後変容・適応する社会を見据えながら、会員や参加者がどのようなことを考え、何を成し遂げようとしているかについて、情報共有して、次の時代に向かうコンセンサスが得られる工夫をしました。是非、積極的なご参加と活発なご議論をお願いしたいと思います。

 本日は、日本血液学会理事長の松村到先生と日本骨髄腫学会理事長の安倍正博先生をお迎えし、両学会のミッションや活動内容、連携などについて現状および将来の展望をお話しいただきました。パンデミックの状況下で奮闘しながらも進歩し続けている両学会について、少しでも多くのみなさまに知っていただき、将来に希望を見出していただけることを心より願っております。これで、記念座談会を終了させていただきます。本日は、誠にありがとうございました。